【友情結婚のアプリはある?】専門サイト2社と掲示板とSNSで探そう

セクシャルマイノリティだけど異性と友情結婚がしたい、異性愛者だけど事情があり普通の結婚は望めないから、同じ考えの相手を探せる友情結婚をするためのアプリってあるのかな?もし、ないなら代替えできる友情結婚アプリはないのかな。

友情結婚アプリって実際にあるのか気になりますよね。そこで、ネットを使って調べてみました。

結果から申しますと、友情結婚専用としての友情結婚のアプリはありませんでした。その代わり代替えできるマッチングアプリ「ペアーズ 」と、友情結婚を望む人が多く利用されている「専門サイト2社」と「掲示板」、「SNS」を紹介したいと思います。


友情結婚とは

まず、はじめに友情結婚を知らない方のために簡単に説明させていただきます。通常の異性同士は恋愛感情を抱いて結婚に至る方が多数と思いますが。それとは逆に男女が恋愛感情を伴わないで友情などで婚姻関係を結ぶことを友情結婚と言います。


多くの場合、セクシャルマイノリティ(性的少数者)の方々が婚姻関係を結ぶことを指しています。広い意味で捉えれば、趣味で知り合い恋愛感情はないけど友情でつながり結婚することも、友情結婚と言えてしまうのでは、と思うでしょうが、一般的にはそれらを友情結婚とは言いません。

また、中には性的少数者同士(ゲイやレズビアンなど)で結婚する以外にも、性的少数者に理解のある異性愛者の方と婚姻関係を結ぶこともあります。



ストレート女性とゲイ男性が友情結婚したことで一番有名なのが小説家の「中村うさぎ」さんです。必ずしも友情結婚はセクシャルマイノリティ同士がするわけではありません。



ストレートの方でも友情結婚を望む人は多くいらっしゃいます。友情結婚を望む人の内、男性の4%、女性の19%が友情結婚を望んでいます。




友情結婚アプリの代替えになるのはある?

友情結婚の活動をするのにアプリを探している人もいるとは思いますが、残念ながら現在はそのような友情結婚専門のアプリはありません。その理由は友情結婚を望んでいる方が少ないことや友情結婚という結婚の形態を大半の人は知らない(認知されていない)ことにあります。

主に友情結婚を望む人は性的少数者の方に集中しており、その性的少数者が日本にいる割合は「13人に1人」と言われています。

ただ、その数も調査団体でばらつきがあり、「100人に1人」という話もあります。それは性の自認識がわからない方や、世間の目を気にして正直に答えられない方たちがいるために、どのくらいの割合がいるのか把握することができないのだと思います。

その数性的少数者の中でさらに友情結婚を望んでいる人になると、本当に一握りです。中国では友情結婚を望む人のためのアプリがあると聞いたことがありますが、それは人口が多い中国であるため携帯電話アプリを開発しても採算がとれるのでしょう。

では、日本ではどのようにして友情結婚相手を望んでいる人と出会えるのでしょうか?日本にもちゃんとした友情結婚専門とした結婚相談所や紹介サービスなども存在していますし、マッチングアプリで友情結婚相手を探している人も多くいます。




「友情結婚専門サイト(有料)」の詳細

友情結婚の紹介サービスをしているサイトは2社あります。1社は日本唯一の友情結婚を専門に取り扱った結婚相談所の「カラーズ」。もう一つは紹介サービスサイトの「MILK/GREEN(ミルクグリーン)」です。どちらも料金はかかりますが、真剣に考えている人が登録されているので成婚まで結びつきやすいです。


友情結婚専門相談所サイト「カラーズ」

カラーズ」は友情結婚だけを扱う日本唯一の結婚相談所です。2019年12月の資料によると男性会員のセクシャリティ割合はゲイの74%が最も多く、女性はノンセクシャル45%、Aセクシャル45%となっています。年収は男性が「~600万円」が37%、次いで「~800万円」が30%、「~1000万円」が12%、「1000万円以上」が11%と、かなり高所得層です。

ただ(男女共通で)入会費、登録費合わせて10万円。月会費8,000円、成婚費は30万円かかるので経済的に余裕がある方でないと、登録も難しいところがあります。でも、その分「どうしても結婚したい!」という意思が固く結婚に前向きな人が登録されているので、真剣に友情結婚を考えている人にとっては良いと思います。

▶料金
【入会費】 3万円
【登録費】 7万円
【月会費】 8,000円
【お見合費】5,000円
【成婚費】 30万円



▶会員等情報
【会員数】 175名
【男女比】 男43:女57
【入会資格】 
・日本国籍の20歳以上の方
・法律上の独身ならびに同棲関係を含む事実上の婚姻関係がない方
・年収200万円以上の方
・入会相談と入会面談に参加できる方






友情結婚紹介サービスサイト「MILK/GREEN」

ミルクグリーン」は、友情結婚や、カップル同士の2対2の友情結婚、養子縁組、ビスネスパートナー探しを紹介しているサイトです。登録料・年会費はかからず、無料紹介というものもあります。ただ、無料紹介は相手を指名することができません。会いたい人を指名して会いたい場合はポイントを購入してそのポイントで相手を紹介してもらうことになります。ポイント制の料金は1ポイント1円で購入することができ、相手を指名して紹介してもらうのにスタンダード紹介では2000ポイント(2000円)が必要です。

友情結婚の場合の料金は2つのコースがあります。

スタンダード紹介  2000ポイント(2,000円)
   ライト紹介  1000ポイント(1,000円)



※幽霊会員も多く紹介成功率は10%程とかなり低いです



「友情結婚掲示板(無料)」の詳細

友情結婚の掲示板はいくつかあるのですが、いつの間にか閉鎖していたりで、減ったり増えたりが繰り返されているようです。なので「友情結婚掲示板」というキーワードで検索してみましょう。投稿数は掲示板にもより多いものや少ない掲示板がありますが、比較的投稿数が多い「友情結婚募集掲示板 – Z-Z Board」がおすすめです。投稿方法は簡単で登録する必要もなく募集をかけることができます。掲示板に投稿されている人にメールするか、掲示板に投稿し気長に待つ必要はあります。


※たびたび掲示板上で荒れることがあります。投稿マナーなどを守って利用しましょう。




投稿されている内容は結構詳細に書かれているものもあるのでチェックしてみてください。






「友情結婚専用SNS(無料)」の詳細

友情結婚専用のSNS「とも婚」です。会員数は900名を超えており検索機能もありました。無料で利用できますが、アクティブ率が非常に低いです

※残念ながら友情結婚SNSとも婚は閉鎖されました

SNSなので、日記機能や趣味や地域によるコミュニティもあります。日記をつけている人もいるのでリアルな友情結婚の活動を知ることができるかもしれませんし、あなた自身も日記をつけておけばそれを読んでくれた人からメッセージを頂けるかもしれません。

登録が必要ですが、登録が済むと「メンバー検索」で現住所検索や年収、セクシャルなどで検索できるので登録しておくだけでも友情結婚希望相手から返事が来るかもしれません。


実際の検索画面です。





【代替え】友情結婚マッチングアプリ「ペアーズ」

もともと「ペアーズ」はストレートの方のマッチングアプリであったものですが、マッチングアプリ内にコミュニティ機能がありセクシャルマイノリティが集うコミュニティや友情結婚を望む人が集うコミュニティなどがあり徐々に参加者数が増えています。



※アプリをインストールしておくと通知がくるのでアプリ版がおすすめ


マッチングアプリ「ペアーズ」の会員数最新情報

■コミュニティ一覧
「友情結婚がしたい」543人(男性164人)
・「ノンセクシャル」640人(男性99人)
・「アセクシャル」361人(男性54人)
・「バイセクシャル」223人(男性72人)
・「LGBT理解あります」3120人(男性1341人)
※コミュ参加人数は2021年10月時点の情報です

「友情結婚がしたい」コミュの参加者数が当サイトで初めて調査した2020年12月から10ヶ月程で「272人→543人」2倍になっています。そのコミュに1ヶ月に27人ずつ増加しているようです。






まとめ

●今の時点では友情結婚アプリはない
●代替えとなっているマッチングアプリはある
●確実に友情結婚したいなら「カラーズ」
●無料で気長に婚活したいなら「掲示板とSNS」

いかがでしたか。友情結婚のアプリがなくても代替えとなるマッチングアプリは実際にあります。他にも友情結婚専用の結婚相談所や掲示板、SNSもそろっているので。友情結婚を考えているのならそれらも試してみることをおすすめします。